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Magic Plankとは?

MagicPlankとは,”魔法の板”という名の通り,所有者によって映し出される情報が変化するNFTです.ユーザーを認証するための会員証のコンセプトと,誰が見るかによって映し出すものを変える魔法の鏡のコンセプトを組み合わせる形で開発を行いました.このMagicPlankは,DynamicNFTというコンセプト,ひいては元MITメディアラボ所長の伊藤穰一氏が運営するコミュニティ”Henkaku”が開発したDynamicNFTに強く影響を受けました.

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MagicPlankは,所有者の手から離れて他の人に受け継がれると,発光し,新たな所有者のMagicPlankへと姿を変えます.MagicPlankに書き込まれる情報は,継承時に設定する必要はなく,あなたのインターネット情報(本作品ではOpenSeaのプロフィール)から自動的に生成されます.


DynamicNFTとは?

NFTの種類の一つにDynamicNFTというものがあります.これは,外部の情報を受け取って動的に変化するNFTのことを指します.コードを書き換えられず,外部の情報を直接受け取ることのできないスマートコントラクトにおいて,DynamicNFTは将来スタンダードになりうる手法であると思っています.

ブロックチェーンではスマートコントラクトに外部データを提供するサービス全般を”Oracle(オラクル)”と呼び,このパイプラインを通じてのみ情報を受け取ることができます.オラクルによって提供されるデータは,乱数,為替レート,その他の金融資産データなどが一般的です.しかしオラクルはデータの情報源ではなく,外部データとスマートコントラクトの橋渡しをするレイヤーなので,システムを構築すれば様々な情報を利用することができます.

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https://www.youtube.com/watch?v=RG2jqkQky_8から引用


どんな技術を使っている?

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https://qiita.com/biga816/items/ff5b9ac8c7233acc4debから一部引用

MagicPlankの開発では,Chainlinkという分散型オラクルネットワークと,OpenSeaのApiを利用しました.NFTの継承に連動して,Chainlink NodeはOpenSeaのapiを呼び出し,ユーザーデータを取得します.そのデータを独自に開発したExtenalAdapterでプロセシングして画像データに変換したのち,スマートコントラクト内に格納します.

<aside> 💡 さらに技術的な内容については,要望があれば開発者のnoteにて解説記事を作る予定です.

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MagicPlank(DynamicNFT)が解決できる課題